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Super Ocean Man

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花初そたい
花初そたい

雑記

湯治

木曜夜から熱海に行って、甲府やら富士宮やらいろいろ回ってきた後さきほど帰宅。 熱海に行くのは久々だったけれど、かなりよかった。山と海と温泉。温泉って入るたびに「まさかこんなに良いとは……」とビックリしてしまう気がする。成分がどうとかはよくわからないが(そもそも薬効のメカニズムもよくわかっていない)、とにかく広い風呂にゆっくり浸かるだけでかなり良い。未だに痛む首の湯治も兼ねていたが、効いたかどうかはよくわからない。 できれば人は少ないほうがいいので、日帰りの誰でも入れる温泉より内湯のある旅館の方がうれしい。また隙を見て泊まりに行きたいぜ。

Super Ocean

今回の目玉は関西からはるばる来てくれた友達と釣りをすることだった。まさかの台風予報だったが、雨はそれほどでもなく、降ったり止んだりという感じ。風についてはほとんど気にならなかった。 サビキ釣りではネンブツダイやブリの幼魚など横浜とは全く違う魚種がどんどん釣れたが、本命のカゴ釣りではまったく大物かからず。付け餌のオキアミはなくなっていたので、餌取りにやられたか、着水で落ちたか…… 隣の遠投カゴ釣り師は青物を何尾か釣っていたのだが、手持ちの装備では同じところまで飛ばすことはできないし、水深もそんなに取れない。むしろルアーを使ったほうが釣れたかもしれない。無念…… しかし、遠征すると普段とは全く違うものが釣れるのは面白い。行ったことない釣り場にもどんどん行きたいし、熱海港もまたリベンジしたいぜ。

よかったもの

日本SF作家クラブ編『2084年のSF』

読み終わった。最初は「あんまりピンと来ないな……」と思ったものの、終わってみれば結構好みの作品も多くてうれしい。タイトルからは明らかに名著『1984年』が意識されるが、それに正面から乗っかって現代の想像力からディストピアを描くもの、それをあえて避けて「2084年」という数字に他の意味を見出すもの、特に数字を気にせず近未来を描くものと様々なアプローチが混在していて、その違いが作品ごとのカラーを際立たせている。後半は「BTTF葬送」「混沌を掻き回す」、特に「星の恋バナ」がよかった。ガイナックスにアニメ化してほしい。今ならトリガーでもいいかもしれない。 「至聖所」もかなりよかった。作者は『ヴィンダウス・エンジン』でデビューした十三不塔。同期の竹田人造も存在感を示しているし、なんだか若手にいい作家が多くてうれしい(そんなことを言うような立場の読者ではないが……)。