青い脂
雑記
違う脂
オタク有り遠方より来たる、ということで秋葉原界隈を回ったあとで痛風鍋を食いにいった。 ぼくはあまり作品内の理屈とか整合性といったものが気にならず、ドライブ感で作品を楽しんでしまうタイプなのだけど、今日会ったオタクと作品の感想などを話していると「その理屈はおかしい」という指摘をよくもらえる。それは結構ありがたいことな気がする。 痛風鍋はえげつない見た目の割に思いの外しつこくなかった。「魚の脂だからかねえ」と適当なことを言ったら、「魚の脂と牛とかの脂って違うの? 味の問題なのでは?」と言われた。確かにね、と思って先程調べてみたら、魚は不飽和脂肪酸が多く、牛は飽和脂肪酸が多いらしい。しつこいかどうかは定量的に測れるものではないが、魚の脂は成分故に融点が低いので、口の中などにまとわりつくことが少なく、それでしつこいと感じないのでは……という話もあるとのこと。成分の違いであり、味の違いでもあった。 その後は六代目百合なる焼酎を頼んで「五代目は『許されざる愛』的なタッチで百合を描いたけど、六代目はアップデートを図るんだろうな」「この芋の匂いの強さが『私たちはここにいる』というメッセージに繋がっているのかも」「お湯割りは来たときが一番熱くてあとは冷めていくだけなの、百合かもしれん……」みたいな与太を話していたことしか覚えていない。ろくでもない話が正直一番楽しい。
ワックス
脂肪の違いといえばバラムツ食べてみたいよね、という話になった。悪名高いワックスエステルだ。 バラムツとアブラソコムツで人生を台無しにしかけました 問題はとにかく不随意に尻から油を垂れ流してしまうこと……なのだが、テレワーク時代の今なら社会的なリスクを負うことなくバラムツに挑戦できるのではという話。ホンマか? でも、食べたらケツから油が出るような魚を売っている魚屋はないだろうし、入手するには釣らないといけないんだろうか。