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爆買い

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花初そたい
花初そたい

雑記

爆買い

冷蔵庫・洗濯機・炊飯器・テレビを買った。けっこうな金額を支払ったはずなのに、あまり「やった」感がない。やっぱり実物がまだ届かないからだろうか。それとも検討に検討を重ね、という感じでなく一気に買ったからだろうか。 どの家電も本当に価格も機能もピンキリなので、自分が何を必要としているのか理解するのが難しい。考えているともうキリがないので、今日一気に決めちゃうか!という気にもなってしまう。家電は余裕を持って買ったほうがいいらしいね。 いわゆる(?)「冷蔵庫が大きくなる」タイプの引っ越しなのも大変さに拍車をかける。身の回りのものの選択に他人の嗜好が絡むのがそういうジャンルの醍醐味っちゃそうだが……正直それどころではない。

解説員

「紅茶店の店員が、香りの説明をするときだけ『こちらが〇〇の𝓕𝓵𝓪𝓿𝓸𝓻です』とやたら良い発音で言うので、笑わないようにするのが大変だった」という話に対して「宇多田ヒカルやん」と言ったが、完全にスルーされた。 オモコロチャンネルの動画を見ていると、本編ではスルーされた発言に対して「○○:○○のAR○Fa、この状態を指してあの漫画のネタを引っ張ってきてるの凄い」というような第三者による解説コメントが入っていることが多々ある。こういう解説を実際の発話の場でされるとめちゃくちゃ寒い感じになるけれど、コメントなら(少なくとも個人的には)許せるのはなぜなんだろう。構造としては同じなのに。

ストラクチャーデッキ

時間があったので本屋に寄り、次のオタク読書会の課題図書を買おうとした。ドストエフスキーの『地下室の手記』。こんなんどこにでも置いてある、いわば本屋のストラクチャーデッキみたいなものだろう、と高をくくっていたが、これが案外見つからない。新潮文庫版は以前読んだので今回は光文社古典新訳文庫の新訳を探していたのだが、そもそも光文社古典新訳文庫が一冊もない店もあった。そんなもんなんかなあ。つくづく渋谷のジュンク堂が消滅してしまったのが惜しい。

大盛

渋谷のスクランブル交差点前という異常一等地に店を構える大盛堂書店にも行ったのだが、狭いスペースにジェンダー系とカルチャー系の評論が充実していて珍しいラインナップだった。妙に左っぽいな、と思ったら店内のそこかしこにアトロク(ライムスター宇多丸のラジオ)の特集コーナーが組まれていた。これも渋谷っぽい……のか? しかしあとでGoogle Mapの口コミを見ると、何故か「日本の志」とか「自衛隊の手本」みたいなコメントが散見された。なんでも、『ゴールデンカムイ』の杉本のモデルと目される人物が建てた本屋だったらしい。 舩坂弘-Wikipedia ここにあるような「アメリカのあらゆる先進性を学ぶことが、日本の産業、文化、教育を豊かにすることではなかろうか」という思いが今のラインナップにつながっているのだとしたら、なんとなく面白い気がする。愛国とは必ずしも時の政権に阿ることではない。