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メルカリの覇権

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花初そたい
花初そたい

雑記

週報

前回の日記から5日も空いてしまい、いよいよ週報じみてきた。ただでさえやりたいことがたくさんある日々を送っていたので、引っ越しというデカいタスクが一つ入ったことで全てを破壊されている感がある。シャニマスは最低限しかできていないし、ギターも全然触れてないし、本は全く読めていないし、云々…… だからといって引っ越しに全力投球しているかというとそうでもない。やりたいこととやるべきことの間に齟齬が生じたとき、未だにめちゃくちゃ機嫌が悪くなってしまうのをどうにかしたい。

メルカリ

メルカリに出したまま放置していた服が突然売れた。4000円程度。元値は10倍くらいするはずだけど、ぼくも古着屋で5000円くらいで買ったものなので、4000円でもありがたい。どうしてこんなに中古相場が安いんだ? 梱包はよくわからなかったが、どうもコンビニに専用の箱が売っているらしいので行ってみると、本当に小さなダンボールが売られていた。今まで意識したことがなかったせいか、全く気付かなかった。なんなら、他のコンビニにはメルカリ発送専用のポストまであった。便利すぎる。知らない間に生活圏に食い込んできている。

よかったもの

『BLUE GIANT』

よかった~。「天才とそれにあてられた人達」という構図なのに、練習量と熱意が物を言うゴリゴリのスポ根展開のおかげで、才能の差による絶望や切なさがほとんど感じられない。一方、スポ根とはいえプロを目指して少人数で組んだり離れたりする世界なので、「お前とジャズ演るの息苦しいよ」みたいなことを言う人間はそもそも舞台に上がれない。気合の入った人間たちがとにかく各自思い切りやってボロボロ泣くアニメだ。「無理が通れば道理が引っ込む」な展開といい、個人的なイメージ的には「逆境ナイン」とかに近いかもしれない。そうか? ぼくはアニメの登場人物が泣いているとつられて泣いてしまうオタクなので普通に映画館で泣いていたが、周りの人も結構ボロボロ泣いていた。なんなら隣の人は開始数分で泣いていた。 キモはやはり演奏シーン。音によって喚起されるイメージを映像化したような雰囲気で、素描っぽくなったりカメラがぐるんぐるん動いたりとけっこう忙しないのだが、それが(聞きどころが一般的にはわかりにくいとされる)ジャズのソロに明確な受け取り方を提示してくれている感じがある。OSTを聞くと「ああ、上原ひろみだ」と一発でわかるようなピアノソロも、劇場で聴くと登場人物の心を反映した感動的なソロとしか聞こえない。そういう演奏の映像体験としても、スポ根音楽マンガの映画化としても、かなりよかったんじゃなかろうか。正直「このCGってどうなん」とか「このシーンはもうちょいやりようがあっただろ」という部分もあるが、そういう部分を差し置いたいいシーンの突破力は気持ちのいいものがある。 それにしても玉田、さすがに一年であのドラムはうますぎる。喜多ちゃんどころの騒ぎではないですよ。