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ポップを信じる

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花初そたい
花初そたい

雑記

掃除

新居の鍵を受け取った。引っ越しは4/8なので、今日は掃除とベッドの組立だけした。これまでは写真と図面を元に何を置こうかな~と色々考えていたが、改めて新居を見てみると、思ったより狭い。これホントに買ったもの置けるのか? まあでも、置いてみてから考えるほかない。生活は結局暮らす中でのチューニングによってしか完成され得ないので。

エンカ

新居の最寄り駅に大学があり、そこにフォロワーが来ていたらしい。めちゃくちゃ近くにいたのに知らなかった。また、新居の掃除後に行ったライブにも別のフォロワーが来ていたらしい。こっちのほうがもっと近い。 地方に住んでいるときは「首都圏のフォロワー達、気軽に遭遇しすぎだろ」と思っていたのだが、実際に首都圏で暮らしてみると、普通に出掛けているだけでニアミスする。同じ趣味で似たようなところに住んでいたらそらニアミスもするだろ、という話ではあるが、それにしてもすごい。

よかったもの

スカートライヴツアー2023”SONGS”@渋谷 CLUB QUATTRO

久々のクアトロ。ギリギリに到着し、4階まで階段を駆け上ると、やはり見事に柱の後ろが空いている。せめて新宿LOFTみたいにモニターをつけられないものだろうか? まず、ドラムの力強さに驚いた。ひとつひとつのバスやスネアがドカンと鳴ってくる。パーカスも物凄い手数で叩きまくるし、ベースもやたらぶっとい音でメロディアスにうねり、キーボードは軽やかにソロを取る。そして澤部渡氏のギターはものすごいキレのカッティングを織り交ぜて炸裂する。要するに各々に強烈な個性があり、各々が脇役に徹することなくぶつかり合っているのだが……凄まじいことに、それでも「ギターポップ」だった! 一貫して中心にあるのは、澤部渡氏のキャッチーで切なくなるような歌。かといって、楽器がおとなしい訳ではなく、上の通り存分に弾き倒している。それでもファンクやサイケに振り切れることなく、執拗に短尺のポップを繰り返す。そのスタイルに、なにやら「ポップを信じる」という姿勢すら感じて感動してしまった。これだけのプレーヤーが揃ってたらもうなんでもできるんじゃないかと思ってしまう。でも、これを演るんだよな…… 終演後は澤部氏が物販に降りてきて、即席のサイン会が行われた。持っていなくてサインが映えそうだった『トワイライト』を購入してサインしてもらったが、その際に「選んでくれたアルバムがこれというのも嬉しいです」と言ってもらった。何が嬉しいのかはまだわかっていないが、わかるようにこれから聴いて行こうと思います。