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カメラの先

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花初そたい
花初そたい

雑記

買い物に出掛け、傘を忘れて帰ってきた。いい傘を買えば意識できてなくさないはず!という考えで買った傘だったが、普通に意識の外に置いてきてしまった。もう傘を忘れないこと、できないっぽいです。一生ビニール傘で生きていきます。

カメラ・レンズの先

VTuberを追っていて実感したことのひとつに、「人間に最終回はない」というものがある。VTuberはひとつのコンテンツなので、引退するときはそれなりのセレモニーが催されたりするわけだけど、そうして「やりたいことが他にできたから」と華々しく消えていったはずの人が、転生して前と同じような配信をしていたり、しばらく経ってから他の人の話に出てきたり、顔出しで活動していたりする。「VTuberの引退は死と同じだ」みたいなことを言うオタクも一時期は多かった気がするが、やっぱりそれはどこまでいっても精々表象としての死でしかないのだった。何かが終わったところで、人間は生きていくし、生きていかざるをえない。本当の最終回があるとしたら、福田恆存みたいな話だが、それは死でしかないはず。なんなら、本人以外にとってはそれも最終回ではないかもしれない。 最終回がないということは、その先の変化もあるということ。一時期めちゃくちゃ仲が良く、「もうこれ漫画なら最終回だろ」みたいなやりとりを交わしていたV2人が、嘘のように絡みがなくなったり、明らかに仲が悪くなっていたりすることもよくあった。そういったときに、「ああ、やっぱりカメラに映っていないところで色々あったんだな」とか、「最終回がないってことは、こういうことなんだな」と切なく思うことが多々あった。あの類の感情は、創作物ではなかなか味わえない気がする。『推し、燃ゆ』の終盤みたいな話だ。あの切なさはまた味わってみたいけれど、その欲望はそこに至るまでのエネルギーを捻出する動機としてはあまりにも弱い。

最終回の 再放送は 無い!! (ゆらゆら帝国「無い!!」)

よかったもの

近畿地方のある場所について 連載中のホラー。こえ~。こういう色んな媒体の情報が集まってうっすらと全貌が見えてくる構成が好きすぎ。好きすぎてSSでやったし。