Top.Blog.Novel.

休載

Cover Image for 休載
花初そたい
花初そたい

雑記

荷造り

ついに引っ越しを明日に控え、荷造りもラストスパート……のはずなのだが、ダンボールが足りなくなってしまった。昨日の時点で足りないことがわかっていたので確認すると、追加のダンボールを配送する場合は有料になるが、当日持ってきてもらい、他のものを運んでいる間に必死に箱詰めするのは無料らしい。そうなんだ。 ということで、引っ越しは明日だというのにまだ大量の物がそこらじゅうに散らばっている。いいのかなあ。

酔い

モニターを一台片付け、原始時代のシングルモニタ環境で日記を書いている。これを投稿したらPCも片付ける予定だけど、モニタ一台でいろいろ見ていると、なんだか酔う! なんでだろう。モニタの台数以外は変わっていないのに。

休載

新居はまだPCデスクも決めていないような状態なので、PCでしか書けない日記を再開するのはしばらく先になりそう。当分の間、休載です。

よかったもの

cinema staff - 熱源

★★★★★ 最高傑作では? メロディのキャッチーさと急き立てるバンドサウンドが最高のバランスで融合していて、全くハズレのない一枚。名盤の風格がある。

cinema staff - 海底より愛をこめて

★★★☆☆ 最新作。2021年、コロナ禍真っ最中の作ということで、先の見えなさや焦燥感が詰まった曲が並ぶ。前作ほどのメロディの強さや突き抜けた感じはないが、そのトンネルの先に待つ「3.28」の開放感がアツい。

夜を抜けたら僕らの勝ちだ (「3.28」)

「転生王女と天才令嬢の魔法革命」(ネタバレ有)

前期見切った唯一のアニメ。もちろん転生モノであり、主人公は無双をし、悪役令嬢モノっぽくもあり、婚約破棄もやり、しまいには追放モノっぽくもなるという流行り物全部やる作品。それでいて百合に着地するのだからすごい。なろうの人気要素の最大公約数を取るとこうなるのか。 魔法を使える貴族が特権階級にいる世界なのだが、主人公は生まれつき魔法を使えない。なので、自身の資質に関係なく魔法が使える道具を開発しようとしている。そこに、当代きっての魔法の天才とされる令嬢が転がり込んできて、コンビを結成するわけだ。さあ、この二人で特権としての魔法を全ての人に解放しよう……という話なのだが、残念ながらその主目的の扱いは結構雑。当然予想される貴族からの反発は(作劇上)都合のいい時にしか登場せず、結局成立するはずのないトップダウンで強行突破される。ということで、メインの筋はあんまりよくない。「百合」として見ても、タラタラ進んで最後だけ床が抜けるほどアクセルを踏む、みたいなペースで(それはそれでよかったのだが)、退屈な場面のほうが多いかもしれない。ただ、個人的には各所で触れられるテーマは好みのものがあった。 特に、弟であるアル君との決着の回はよかった。アル君は突然婚約を破棄したり、最終的には人の心臓をもぎ取ろうとしたり、大変な狼藉を働いていたのだが、最終的にはそれらが全て姉である主人公を超えるため、そして姉を認めない世界を変えるためだということがわかったのだった。それを聞いた主人公は衝撃を受ける。自分の転生者ゆえの奔放な行いが、弟の人生を壊してしまったのだ…… こうした「転生者の原罪」はかなり好きなテーマ。主人公にとっては所詮文字通りのセカンドライフ、ボーナスステージのようなものかもしれないが、その世界に生きている人にとってはこれが唯一の現実。そうしたことに気付き、この世界で生きていかなければならないという覚悟を固める(固めざるを得ない)。ハイファンタジーに勇気付けられるのは、主人公が現実離れした大暴れを繰り返している瞬間ではなく、現実離れした世界を現実だと認めて生きていく瞬間じゃないだろうか? ただ、こうしたテーマは流行への逆張りっぽい点もあるからか、あまりお目にかかることはない。この作品でも、実は原作を読んだらそういう描写は一切なかった(!)。なんなら、このアニメで良いと思ったシーンやセリフは9割原作になかった。すげえことするよなあ。前にも書いたけど、なろう発の作品はいくらでも改変して良い、みたいな風潮があるんだろうか。再構成にしても大胆すぎる。 そういえば、先日「百合アニメは恋愛を匂わせるだけで終わる」ことを糾弾した記事が話題になったが、今作は友愛や敬愛でない愛情であることを明言してキスをする展開がある。どこまで意識していたのかわからないが、革命を成し遂げようとする二人が最終的に空に虹を架けて終わるというのもめちゃくちゃ直球のLGBTQエンパワメントだ。 全体的にとっちらかった感があり、序盤は往年のラノベ・エロゲのギャグパート的なセリフ回しもキツく(実際脚本は王雀孫とかその辺がやっていた)、必ずしもオススメできる感じではないけど、所々に光るシーンがあり十分楽しめたアニメでした。