雑記

飛ぶ前に

引っ越しが完了した。相当ドタバタしたものの、なんとか生活を始められたし、転入届も出せた。でも部屋の半分近くは依然ダンボールで埋まっており、本棚が届くまでどうしようもないという状況が続いている。 家具を考えるのは楽しいが、必需品に関してはそう悠長に選んでもいられないのが困りどころ。今日はようやくPCデスクが届いたが、これも天然木の天板に憧れていたものの結局値段に日和って合板にしてしまった。間に合わせで買ったものは得てして使い続けてしまうものなので、じっくり悩みたいのだが……

よかったもの

パオロ・コニェッティ他『どこか、安心できる場所で:新しいイタリアの文学』

読み終わった。前半のほうが好きな作品が多かった。「新しいイタリアの文学」というだけあって、イタリアの移民や人種、貧困がテーマになった作品が多めだけど、あまりイタリア独自の話という感じもしない。一番好きなのは「エリザベス」……いや「捨て子」かな。処女懐胎をもって神の元から去る、という構造ひとつだけでも痺れる。