Top.Blog.Novel.

ではない

Cover Image for ではない
花初そたい
花初そたい

雑記

終電

映画を見て帰るとき、電車内で飲み会帰りと思しき大学生たちが騒いでいた。よく考えたら、大学時代に飲み会の帰りに電車に乗ることはほぼなかった気がする。だいたい自転車・徒歩圏内で飲んでいたので。なんなら会社に入ってからも会社が徒歩圏内だったので、終電を意識しないといけなくなったのはつい最近。終電ってなんか、都会っぽいよな~(のんき)。

よかったもの

怪物

すげ~……テーマに対して作りがガチガチすぎる。不意にあるシーンを思い出しては、このシーンはここに対応していたのか! と驚いたり嫌になったりすることしきり。シーン単体の美しさもすごく、これ理想だな~みたいなシーンがいくつもあった。特に音楽室のくだりとか。あんなに見え方が変わるものか。映画ってすげ~。 プロモーションや制作陣のコメントに対して色々物議があったけど、しかしまあ、全然クィア映画だった。これをクィア映画と言わないのは「『やがて君になる』は百合ではない」の頃を思い出してしまう。その一方で、当事者からするとしんどい映画だというのも(もちろん当事者ではないのでわかるわけではないけれど)そうなんだろうなという気もする。このレペゼン意識と非当事者性の折り合いはずっとつかないな。

陽の中へ疾駆せよ五月 少年を待ち受くるものあまた光れる   高木佳子