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反応

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花初そたい
花初そたい

雑記

スキンフェード

髪を切った。「今日はどうしますか?」と訊かれると、どうしても「前回と同じで」と言いたくなくなってしまう。とはいえ短髪、他に変えようもないので「僕ってどうすればいいですか?」というようなことを逆に訊いてみると、「ちょっとだけスキンフェードにしますか」と提案された。スキンフェードは追加料金がかかるのだけど、今回はお試しにやってくれるという。 仕上がったスキンフェードは本当に極限まで短く、不思議な肌触りで良いのだけれど、それはともかくこの状態が持続するのはいいとこ数日じゃないか?という感じもある。追加料金を出してまでやるかどうかは、今後の伸び加減を見て検討したい。

ミックス

髪を切られたあとで、「お客さん、髪が太くてカールする感じですし、手足も長いので、黒人の血が入ってるかと思いましたよ!」と言われてぎょっとした。どういうこと? どう反応すればいいかわからず「初めて言われました」と言っておいたが、どうすればよかったんだろうか。ノリアキでも歌えばよかったのか? 今の髪切り屋さんは仕上がりとサービスはいい感じなのだけど、会話が時折噛み合わない。黙っていればいいんだろうけど、それでも話しかけられたら返さざるを得ない。もうダヴィンチも読めないし。

つくったもの

よだれ鶏、ほうれんそうとツナの胡麻和え、レタスの味噌汁。全部よく作るやつなので無難においしい。レタスの味噌汁、人によって「なんじゃそれ!」と思う人と「ああ、おいしいよね」と思う人が分かれる代物。ぼくはおいしいと思う。

よかったもの

井上まい『大丈夫倶楽部』

2巻まで読んだ。何かと無理になりがちな日々の中、「ま……明日もいけるか」と思える状態……「大丈夫」になることを目標に生活を重ねていく日常モノ。なのだけど、「芦川さん」という謎の生物が日常だけではない色を添える。「大丈夫」というとインターネット的な軽さがあるが(RADWIMPSを思い出す向きもある)、人が「大丈夫」でなくなったとき、その先には断崖のように死が待っているはずで、「大丈夫」であり続ける、という活動はそのまま死の上に薄く存在する生をどうにか辿りつづけようとする営みでもある。その緊張感がいい感じ。 タナトスの香りは2巻になるといよいよ濃くなり、芦川さんの正体も明らかになったが、引き続きこの先が楽しみ。単話完結の日常パートと謎の配分がちょうどいい。