ジャケ観
雑記
ジャケ観
『君たちはどう生きるか』を見に行った。せっかく内容が一切わからない状態で見るチャンスが与えられたので、情報はできるだけ遮断して見に行ったけれど、これは確かに面白い体験だった。始まるまで主人公も舞台もわからない映画を見ることはほとんどないので。 映画を見まくるフォロワーは、『君たちはどう生きるか』を見に行った日にも3本見て帰っていたけれど、それくらいの人なら「内容を知らない映画を観る」ということもよくあるんだろうか。思えば、ぼくもCDショップに通っていたときはジャケ買いをよくしていた気がする。最近はとんとしない。やっぱりある程度メディアに接することへのハードルが下がらないと、全然知らないものを観る・聴くことへは手が伸びないよなあ。
つくったもの
バターチキンカレーとキノコのサブジ。 バターチキンカレーはバターの量もさることながら、ラストに生クリームを200ml入れるよう指示があって仰天してしまった。身体に悪すぎるだろ。会社の近くにはバターチキンカレーとチーズナンのセットを出す店があるんだけれど、あんなものを食べたら一日分のカロリーを摂取してしまいそう。
よかったもの
マハラージャン - 蝉ダンスフロア - EP
★★★☆☆ タイトル曲のアホらしさが好き。
『君たちはどう生きるか』
「君たちはどう生きるか」の前の「俺はこう生きたが」という付記がメインになるような映画だった。主体が作者自身と共通するかはともかく、どう生きるかを問いかけるにはある生を描かないことにはしょうがないとは思う。それにしても、ここまで自伝的かつ赤裸々な作品になるとは…… 眞人は結局時代の波に流されていた人生を自分で選んだものとして引き受け直した。母は自分が死ぬと知ってなお、自分の人生を肯定して戻っていった。結局「どう生きるか」ということを考える上で必要なのは主体性なのだ……ということで、昨日ツイートしていた『安達としまむら』のことを思い出したりしていた。安達としまむらにも死後の話がありましたね。 映画が終わった後、未就学児くらいの子が「傑作だったねー!」と言いながら出ていくのが見えた。それになりて~。それであるべきなんだよな。