骨肉相食む
雑記
やる気
昨日は友達の靴を見繕うという題目で歩き回ったが、その反動で今日は何もできなかった。そういう日もある。
つくったもの
ピェンローの雑炊と明方ハムのソテー。明方ハムは地元のハムなのだけど、似たようなハムに近い地域の「明宝ハム」というのがある。前者が「みょうがたハム」、後者は「めいほうハム」なので読み方はぜんぜん違うのだが、字面がややこしく、結構間違って買う人も多いのでは……と思っていた。が、今回の帰省時にスーパーで買ったら、パッケージの表記が「ミョウガタハム」になっていた。ついに折れたのか。 しかし、双方の歴史を見てみると、そもそも「明方ハム」が元祖で、「明宝ハム」は読み間違えを前提に命名されていたっぽい。 明宝VS.明方 岐阜の「ハム戦争」に歴史あり
両ハムの源流は同じで、分かれた後、生産地の村が村名まで変えるほどの激しいブランド競争をしてきた骨肉相食(は)む"ハム戦争"の歴史があった。
やかましいわ。
よかったもの
柴田勝家『走馬灯のセトリは考えておいて』
半分くらい読んだ。今のところいずれの短編も「バーチャル」が主題で、思索の方向性を感じる。 今のところ「クランツマンの秘仏」が好き。この作者に関しては、未来の話より過去の話のほうが好きっぽいな。ともすれば与太話すぎる嘘のつき方が好みなので。
ストレイテナー - COLD DISK
★★★★☆ 前作で垣間見えた多彩な実験性が歌謡曲的な歌メロと融合し、唯一無二のヒネリが効いたキャッチーなロックに。「シーグラス」が随一の有名曲だという認識だけど、他の曲もかなりいい。これだけのキャリアと人気がある、もはや大御所と言っても良いバンドがここまで変化を続けているのはすごいことだな。ここにきて、新たな爛熟期を迎えている。
ストレイテナー - Future Soundtrack
★★☆☆☆ 前作で見えたポップス的な歌メロはそのまま、曲もポップス的な軽さに。どぼぢで…… 耳馴染みはいいが、聞き流すことを許さないひっかかりはないし、グッと来るメロディの良さもない。全アルバムのなかで一番好みでない一枚かも。
ストレイテナー - Applause
★★★☆☆ バンプオブチキン的な「Graffiti」はおやっと思ったが、それ以降は「叫ぶ星」のようなストレートなオルタナあり、ハードめでラップも交じる「Death Game」のような楽曲あり、サビで急にキャッチーになる「Maestro」ありと多彩で楽しい。ラストの「混ぜれば黒になる絵具」も歌詞が一番で終わってアウトロが長い構成も含めてカッコよかった。やはり変化を続けているバンドだなあ。
これでストレイテナーのオリジナルアルバムは全部聴いたはず。個人的には一番好きだったのは『Dear Deadman』、次点で『COLD DISK』。曲だと「Ark」「FREEZING」「シーグラス」「Melodic Storm」「混ぜれば黒になる絵具」あたりが好き。 さて、合同はどうしよう……