日にち薬
花初そたい
花初そたい
雑記
痛みへの対処
まだ親知らずの抜歯痕が痛むので、病院へ。何かしらの対処を期待したが、とりあえず食べかすを除いて抗生物質を塗られるだけで終わった。2週間後にも痛むようならまた来てくださいとのこと。やっぱ日にち薬なのかなあ。
つくったもの
ジンギスカン。今日はラムの肩ロース。やたら柔らかくておいしかった。
よかったもの
岡真理『ガザとは何か』
読み終わった。2本の講義を収録したものということで、前半と後半では被る話が多い、というかほぼ被っているのだけど(この内容なら一講義分のブックレットで出してほしかったぜ)、それでも良い本だった。パレスチナが置かれた現状だけでなく、歴史的経緯や、諸国がなぜパレスチナを表立って支援しないのかということにざっと触れられている。 特に歴史的経緯を知ると、「なぜハマスは降伏しないのか」「憎しみの連鎖が続いている」といった言説が的外れであることがわかる。最初は「ずいぶんパレスチナに肩入れするな……」と思いながら読んでいたけれど、そもそもこの状況で「中立」というスタンスはあり得ない。というか、中立を目指すべきではない。状況を知らず、離れた場所にいると、どうしても「極端な言説はプロパガンダを含んでいるのでは」と警戒してしまうところがあるけれど、それで「多分どっちもどっちだよね」と無関心を貫いてもいいのか? という倫理的怠慢のことを思う。
森合正範『怪物に出会った日 井上尚弥と闘うということ』
読み終わった。面白すぎ!!!!! 井上尚弥のようなヒーローを追っていると自然とその勝ちっぷりだけに目が行ってしまうけれど、敗者にもそれぞれの経歴・人生があり、敗戦後もその人生は続いている。井上尚弥との戦いには負けたが、それで全てが終わったわけじゃない。皆すでに敗戦をそれぞれのやり方で糧とし、自分の人生を生きている……そういう事実にどうしようもなく感動してしまう。いい本だな~。