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北上

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花初そたい
花初そたい

雑記

北上

朝、不意に羽音がしたと思ったら、リュックにデカいカメムシがくっついていた。クサギカメムシのような色なのだけど、なんだかやたら鮮やかでデカい。とりあえず剥がしたが、気になって後から調べたところ、どうもキマダラカメムシというやつらしい。こんなん見たことないぞ、と思ったら、2010年前後までは九州までにしかいなかったのが、温暖化とともに北上、最近では関東でも普通に見られるようになったらしい。へ~。 他にも結構そういう動植物は多いらしい。10年程度のスパンでは変わらないように思っていたけど、案外生息域はガンガン動いているもんなんだな。

発送

BOOTHで注文をいただいた本を発送した。BOOTHあんしん発送を使っているので、購入者の顔も名前もわからない(でもさすがにフォロワーだろう)が、本を買ってもらえるのって嬉しすぎる。イベントで直接手渡せるのもいいが、こうやって発送できるのもいいな~。

つくったもの

なまり節の混ぜご飯、ニラ玉。ニラが袋なしで50円で売られていたので買ってきたが、1日でシナシナになってしまったので急いでニラ玉にした。袋がないと野菜ってすぐ水分奪われるんだ。

よかったもの

折坂悠太『呪文』

★★★★☆ 新譜。弾き語りやジャムセッションをベースとした身体性の強いサウンドに、日常と親しい人への思いを描いた歌詞が乗る。部屋を写したジャケットからも分かる通り、等身大といった印象が強い楽曲群なのだけど、それだけにラストの強い反戦への思いが込められたWhats going on的な曲に食らってしまう。本人も「自分の生活を見つめ直さないと社会へのメッセージは発信できない」というようなことを言っていたけど、そういう思考の流れがそのままアルバムとして結実している感じがある。 「正気」の訥々と歌われる怒りと悲しみもいいが、「努努」の向井秀徳っぽい暴れ方も好き。と思ったら、今度向井秀徳アコースティックとツーマンをやるらしい。まんまだなあ。

藤田和日郎『黒博物館 ゴーストアンドレディ』

明後日ミュージカルを見に行くので原作を読んだ。 藤田和日郎、全部すごすぎる。冒頭から絵の迫力に息を呑むし、ひとつも立ち止まることなくアツいストーリーテリングも見事。キャラクターのここぞというときの表情の魅力もすごい。漫画うますぎ。グレイゴーストとナイチンゲールとシュヴァリエ・デオンを繋げる発想もすごいのだけど、とにかく地力に圧倒されてしまう。めちゃくちゃ面白い漫画でした。 しかし、常に人生へのやる気を出させるような漫画を描く藤田和日郎の、演劇が重要なモチーフになるこの作品を、「人生は生きるに値する」と思えるような作品を目指す劇団四季がやるというのはもうコンセプトからしてハマりまくってるな。この企画出した人すごいな~。