雑記

ジューンブライド

シャニマスのジューンブライドインタビュー集を全部読んだ。ウワ～という感じ。特に結婚についての思いを聞く最初の質問。 結婚を無邪気に肯定できるのは結婚で失敗した（ことを表に出す）人間が近くにいない場合のみなので、その時点で育ちの良さのアピールに繋がるし、「父と母のようになれたらと思う」というのも家庭環境の良さおよび性格の良さのアピールに繋がる。なんだか一見無邪気なインタビューでも、自身を商品とするアイドルである以上、いろいろ効果を考えて書くものなんだろうな～と思わされた（もちろん、コミュではインタビューの仕事にそういう要素はないので、283プロの面々がそういう動機で書いているとは思わない。一般論の話だ）。 それにしても、「アイドルの仕事が好きなので結婚は考えていない」という回答が複数、特にアイドルに対して思い入れのありそうな面々から出てきたのは驚いた。「結婚したらアイドルはできない」ということはアイドルという仕事が疑似恋愛を含んでいる・あるいは処女性を売りにしていることを認めるということで、そういう価値観を内面化してしまっていいんですか。アイドルと医学部進学すら並行して進めることをよしとした283プロが、仮にもアイドルのウェディングドレス姿を描いておきながら、結婚とアイドルを二者択一化するような回答を許していいんですか。もちろん、そういう話を今後するための布石なのかもしれないけど……多分ないだろうしな。

感想

今回のSSFは購入物が少なかったので（当社比）、ちゃんと読んで感想を書くことにした。やっぱり読んでそれっきりにしているのと、感想をちゃんと言語化したり、そのために読み返したりするのとでは得るものが違う気がするので。 しかし、1冊につき1ツイートという縛りを設けたせいで、感想に書ける内容があまりにも少ない。やっぱ140字って何かを言える字数ではないな。

つくったもの

イサキのアクアパッツァ、揚げナスおろしそうめん。揚げナスが見た目の割に重かった。年かな……

よかったもの

日本初『ブルーアーカイブ』独占インタビュー: キャラクターは人間であり、作家は組織であり、虚構は真実であること シナリオ統括としての矜持が、「あくまで会社員としてエンタメに奉仕する」という形で出てくるのはなるほどなあという気持ち。これまでシャニマスの末端の微妙なテクストについては「まあチームに入りたての社員が成長するための仕事として任されたんでしょう……」と薄目で見てきたが、それはチームでひとつのプロダクトを作っていくという業態に対して失礼だったなと反省。マッチライブのステージ選択画面ではづきさんが数秒に一回つぶやく何の感情もなさそうな台詞だって、アイドルマスターシャイニーカラーズの一部だ。ジューンブライド特集のインタビュー回答だって、本気で受け止めるべきですよねえ。

𝒉𝒂𝒓𝕞𝕠𝕖 - radii

★★★☆☆ 新譜。イントロダクション的一曲目のあとにやってくるのは、箱鳴りを意識したような分離の良いキックのメルヘンテイスト楽曲で、もうこの時点でだいぶ嬉しい。以降はもうこのユニットに求めているものがどんどん出てくる感じで、いい曲だな～とかカッコいいな～以前に嬉しいな～という感想が出てくる。嬉しいアルバムだな～。