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GAL

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花初そたい
花初そたい

雑記

合同

ありがたいことに、既にSSF07では2冊の合同誌に参加することになりそう。どっちもめちゃくちゃ楽しそうでワクワクしています。 一方で、個人誌も出したし、そろそろ数年前からの宿願だった『シャニマス × the pillows合同』、やってもいいんじゃない……?という気持ちがある。でもなあ。個人誌一冊程度じゃあ実績に数えられない気もするし、漫画原稿の取り扱いは人に協力を仰ぐことになるだろうし…… 誰かに背中を押すかやめとけと張り倒すかしてほしい~。

かけがえのない 夢を知っちゃって もう絶対ごまかせないんだ 寝ても覚めても繰り返す ”I-C-A-N” (the pillows「I think I can」)

つくったもの

昨日作った揚げなすおろしだれをうどんにかけて食べた。漏れはうどんのほうが好きです。

よかったもの

ミュージカル『ゴースト&レディ』

劇団最新作。原作は先日読んだ藤田和日郎の『黒博物館 ゴーストアンドレディ』。 すげ~~~よかった。原作を読んだときから「これミュージカルになったらハマるだろうな~」とは思っていたけど、大胆な翻案と再構成によって思ったよりも更に良くなっていた。 個人的に驚いたのは、主要キャラ以外を削るに伴って、主人公フローの協力者たちがほぼ女性になっていたこと。その上で、「結婚を断って夢へ向かっていったフロー」に対応するように、「夢に挫折して結婚した女」のキャラクターが追加され、デオンにも「男社会の中で見下される女の身体を疎んでいた」という設定が追加された。男女人種問わずチームを組んで問題解決にあたった原作よりも、だいぶフェミニズムの志向が強くなった格好だ。 ハハア、これはファンのほとんどが女性である劇団四季ならではの翻案だな、ターゲットを意識するというマーケティングの原則が脚本にも働いているわけだ……と昨日のブルーアーカイブのインタビューを思い出して感心したりもしたが、後に見たところによると今作は「男性に人気の原作を起用することで、男性ファンを増やしていきたい」という意図で作られた作品らしい。深読みしすぎました。 それにしても、眼の前で人間が演じる、ということはなんだか暴力的だ。もちろん曲が良すぎる、演出が良すぎるということはあるのだけど、それ以上に生の人間が歩いて数歩の距離で全力で芝居をして歌っているということ自体に人を惹き込むパワーがある。特に、フロー役の谷原志音はすさまじかった。彼女のソロ曲すべてで涙ぐんでいた気がする。こんなんこの人が出たら全部名作になるだろ、と理不尽な憤りを抱いてしまうほどの圧倒的な存在感で、キャストに衝撃を受けたのは『ジーザス・クライスト・スーパースター』の佐久間仁以来かもしれない。今後この人が出る舞台があるなら見たいな~。でもフラッと見に行けるようなもんじゃないんだよな。厳しいぜ。