雑記

横浜駅

横浜駅に行った。今日はちょうどオタク読書会で『横浜駅SF』を扱うので、聖地巡礼という格好にもなる。 横浜駅SFが出た当時は現在CIALやNEWoManになっている部分の工事がずっと続いており、確かにずっとどこかしらで工事をしているような印象を受けた。けれど、そのあたりの大規模工事が終わってからは、とんと工事現場を見かけることがなくなった気がする。そのせいか、Twitterでも「横浜駅は日本のサグラダファミリア」みたいな言及を見かけることが全くなくなった。今『横浜駅SF』が出ても当時ほどのインパクトはなさそうだし、そう思うと結構時代を反映した作品だったのかもしれない。

サークル（大ルーン）クラッシャー

エルデンリングDLCを進め、いよいよラスボスとの戦闘にたどり着いた。しかし、その前の戦闘があまりにも切なく、それでいて楽しく、そちらの方に心が奪われている（HEART STOLEN）（デェーン……）。 この悲しさが、まさにミケラの目指した「優しい世界」が完全ではないこと、ミケラに見過ごされた様々な悲しみの上にしか成り立たないことを示しており、ミケラが神になることを阻止するプレイヤーの原動力になるのだろう。けど、この死体がそこかしこに転がってる場面、めちゃくちゃ美しいよな……　場所も相まって、宗教画における受難の場面的な痺れがある。サークルの崩壊と決定的な仲違いも好きだし、殉教も好きなので、このシーンが嫌いなわけがない。ミケラ様、神に、おなりください。様々なサークルを破壊する神に。

つくったもの

ひじきの煮物。無性に食べたくなったので。どうしても食いたい、と思いひじきとにんじんを買ってきたが、にんじんが三本で280円とかになっておりさすがに号泣した。不作なのか？　それとも最寄りのスーパーが高いだけなのか？ 調べてみたら、どっちもらしい。6月末時点でにんじんは平年の1.5倍、この状況は8月まで続きそう、ということだったが、にんじんの平年価格のイメージは三本で150円とか。280円ではほとんど倍だ。うーん、これが東京に住むということか…… にんじんは平年の1.5倍 一部の野菜で高値続く 農林水産省

よかったもの

柞刈湯葉『人間たちの話』

半分くらい読んだ。表題作がいい。明言されてはいないけど、たぶんこれはSFというジャンルについての話だよなあ。横浜駅SFでも四国編とかでそういうきらいがあったけれど、この作者はけっこう正面から「人間とはなにか」「人間でないものと人間の違いとはなにか」という話をしようとしている気がする。そしてそれこそがフィクションのいちばん大事な部分だよなとも思う。Inverted Angelもそういう話だったしな。