雑記

でも曲がいい

山田亮一が逮捕された。大麻取締法違反とのこと。 正直なところ、「ほーん」としか思わなかった。最近はラッパーの大麻取締法違反を見慣れたということもあるし、「あれだけ大きい口叩いて、周りの人が頑張ってくれてる大事なタイミングで……」という思いも特にない。ミュージシャンに逮捕されていいタイミングなんてないだろうし、周りの迷惑なんて見えてるものが限られるこちらからは推し量るものでもないだろうし。betcover!!がやや燃えているときも同じ感情だった。 こういう時に「本人の行動に関係なく、曲がよければいい」とでも言いたくなってしまうけど、個人的にはそうでもない気がしている。本人の思想や行動は当然曲にも反映されるので、極端な例でいうと、キングギドラの最近の活動なんかには全く興味が湧かなくなってしまった。結局のところ、ただ漏れが大麻・覚醒剤所持や身近な人間への暴力に対する嫌悪感を比較的持っていないというだけの話よなあ。

外れてないのにカッコ悪い、 あんたのギターよりはマシ （バズマザーズ「サンダーボルト」）

モンスターへの道

バンドマンの暴力が話題になってもほーんとしか思わないのにヘイトスピーチにはキレてしまう。なんだかこういう「実害のある身近な迷惑」より「見えてもいない他人への中傷」にキレがちなの、危険な傾向の気がするな。身近な人間の献身を踏み台にして社会活動に励む人や、Twitter上での差別に敏感に反応するわりに家族には暴言を吐く人へ至る道は案外短い気がしている。自分の倫理観を正そう、と思ってもおそらく難しいので、まずは周囲の倫理観をちゃんと把握してアジャストする形で気をつけないといけない。

つくったもの

鶏むね・なす・ピーマンの味噌炒め。鶏むねを使うことでヘルシー感を出しているが、なすがえらい量の油を吸っているし味噌味でご飯が進んでしまうので、実際はあまりヘルシーでない気がする。

よかったもの

公爵家の長女でした 読書会で「異世界転生のテンプレを把握したいが、長編を読むのはつらい」という話が出たので、短編で人気のものを読んでみた。結果、長編の第一話90分拡大版という感じで、テンプレにしても面白くなかった。前半のディテールの詰め方にノッていたのに、中盤でいきなりリアリティラインと解像度がガクッと下がるのがしんどい。それならもう少し序盤から伏線を張るか、そういう世界であることを示してほしかった…… けど、前世の「お姉ちゃん」が追い詰められていくあたりは他人事ではない。追い詰める側ではなく、追い詰める側として。正直本人が何も言わなかったら、「これくらいいいんだ」と思って甘えまくってしまう気がする。これを読んだこともあって上のような倫理観のことを考えていたのだけど、この年になると「嫌なら言えよ」が通用しなくなるというか、自分が権力勾配の上側にいるケースを意識しないといけなくなってきた感がある。 気持ちはまだ全然学生なんですけどね～。そうも言ってられない、ということだけはボンヤリとわかりますね。

新しい価値観の若者が スターダムを駆け上がっていく 俺は、変なおっさんになる （トリプルファイヤー「変なおっさん」）