パクリ未遂
花初そたい
花初そたい
雑記
パクリ
郁田はるきさんの短歌を考えるにあたって、まずは『桜花拾』からの着想で以下のようなものを作った。
(永遠はあるね)(あったね)ひそやかに交わす無数の風のなかから
けれど、なにかどこかで見たことがあるな、という思いがずっと拭えない。ということで、なんとか似た歌を探してみたところ、以下のような一首が見つかった。
(永遠は無いよね)(無いね)吊革をはんぶんこする花火の帰り 笠木拓
……いや、見たことがあるどころか丸パクリやないかい!! しかも元の歌のほうが形而上的な会話から具体的な状況へ収束していく意外性があって断然いい。この歌が入っている歌集を読んだとき、この歌が印象に残っていて、「永遠を題材にして短歌を作るか……」と思ったときに無意識に出てきたのだろう。これをこのまま世に出していたらえらいことだった。笠木拓氏はシャニマスの短歌も出しているし。 散文だと「無意識に気に入っているフレーズを引用してしまった」ということがあっても目くじらを立てられることはあまりないけど、短歌だと完全にアウトだ。それでいざこざが起きているのも去年見たし。「こんな特徴的な単語、意識してないと被らないだろ~」とその時は思っていたけど、全然そんなことないな。気をつけよ。
つくったもの
青菜炒め。マスタードオイルを入れてみたが、あまり効いた感じはない。やっぱベンガル料理のレシピ本買おうかな。
よかったもの
俺は何度でもお前を追放する~ハズレスキルがこのあと覚醒して、最強になるんだよね? 一方で俺は没落してひどい最期を迎えるんだよね? 知ってるよ、でもパーティーを出て行ってくれないか~ 怖気が立つようなタイトルだが、ひとネタで綺麗にまとまっていてよかった。