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シャイニーガールズコレクション

Cover Image for シャイニーガールズコレクション
花初そたい
花初そたい

雑記

リアルではモンクタイプ

結婚したので晴れて結婚指輪をつけているのだけど、指輪を作ってから今までに痩せたせいで指輪がぶかぶかになり、タイピングするときに若干邪魔になる。指を太らせてちゃんとサイズを合わせたいのだけど、指はなかなか太らない。もはや慣れるしかない。セロニアス・モンクはあの独特なグルーヴを出すために、あえて邪魔になるサイズの指輪をしていた、という逸話を思い出す。そういう建付けで行くか。

必要な本棚

種々の本が床と机に積み上がり、大変なことになっている。本棚を買う必要があるのだけど、本棚を置くスペースがもうPCデスクの横しかなく、PCデスクの横に背の高い本棚があるのはなんだか不格好だ。そういうわけで本棚を買う気がなかなか起きないのだけど、さすがにそろそろまずい。ボーナスが出たら買うか……

つくったもの

能登で買ってきた魚醤・いしるを使った鍋。いしるを15倍に薄めるだけで味が決まる、との触れ込みだったのでやってみたが、イカの香りと旨味が出てかなりうまい。魚醤は使いにくいイメージが強かったけど、これなら結構使えるな。

よかったもの

Dakota Suite - Alone with Everybody

★★★★ ふとTLに名前が流れてきたので聞いた1998年作。全然聞いたことないバンドだったけど……めちゃくちゃいい!!! パーソナルで訥々とした演奏に、アコースティックで心地良いビート。ギターは時折金管のように響き、スケーリング感と奥行きを与える。一曲目からガッツリ沁みる名盤だ……スパークルホースなんかも思い出す感じだけど、こういうのって何ていうジャンルなんだろう。サッドコア、スローコアあたり?

シャニマス×朝日廉合同『シャイニーガールズコレクション』

夢の本すぎる……というのが全体の感想。パッケージングに対するこだわりはもちろん、内容も三者三様の良さがあり、何よりずっと音楽が聴こえてくるような楽しさがある。セトリもおそらくかなり悩んで、でも楽しんで決めたんだろうな~。合同誌のひとつの理想の形だ。 全体的にめちゃくちゃよかったんだけど、その中でも特に印象に残ったのは以下。

  • kamakuraboy「許せ!服部」 MV風にカメラ目線で説明的なセリフを喋る入りからナチュラルにストーリーに移行し、あれよあれよという間に思い切りの良い大ゴマへ、そしてまさにパーンと終わって再びMVらしく曲と作者名が大写しに。一読して、興奮のあまり本を一回置いてしまった。すごすぎんか? そこには確かにコミカルなロックのリズムがあって、楽曲モチーフの漫画として完璧すぎる。個人的にめちゃくちゃ衝撃を受けた一作。

  • 紫緑「水流に悖る」 ディテールからキャラが立ち上がっているし、ちょっとした会話でキャラが印象づけられるのもいい。主人公のコンプレックスが、「ヒーロー」という題材に繋がっていく気持ちよさもある。スピッツ合同のときも思ったが、紫緑さんの小説、好きだな…… モブ視点がこれだけ書ける人なら一次創作も読んでみたい、と思ったら、来年は一次創作をやるということでむべなるかな(小説とは言っていなかったが)。

  • illl「イウナレばプロデュース」 いくらなんでも最終回すぎる。リーサルウェポンみたいな、しかしその分ハードルの高い題材がこのページ数で満足度高く仕上がっているのは、やっぱりあの見開きページが凄すぎるからじゃなかろうか。シャニマス愛と石風呂愛が溢れ出すような見開きは、この合同のラストナンバーとして完璧な一枚だし、完璧な漫画。自分が楽曲合同を開いたとして、こんな漫画が来たらさすがに失神するかもしれん(?)。

  • 桃もみじ「今は/鉄腕ナインティーン」 そんな完璧なラストナンバーからの、この漫画ですよ。奥付を挟んでいる以上、これがエピローグ・アンコールの位置づけであることは明白。そこにこれだけバチッとコントラストが効いて(斑鳩ルカさん、モノクロが映える女……)、容赦なく綺麗に閉じてくれる漫画を置くカッコよさよな。短くてセリフが少ないからこそテンポ管理が難しい漫画だと思うんだけど、それが終始決まっているのもすごい。やっぱセトリって大事だな~。