海の博物館

花初そたい

花初そたい
雑記
海の博物館
一泊二日で家族と鳥羽旅行に行った。鳥羽水族館も伊勢神宮もよかったが、鳥羽市にある「海の博物館」が面白かった。 内藤廣による建築のかっこよさもさることながら、伊勢湾の漁業に関する膨大なコレクションの見ごたえがすごい。特に木船がずらっと収蔵してある館は圧巻だった。博物館というよりは、今すぐにでも海へ持っていって漕ぎ出せそうな倉庫の感がある。
つくったもの
特になし。
よかったもの
アゴタ・クリストフ『悪童日記』
新幹線内で一気に読んでしまった。面白すぎる。 作中にもある通り、事実だけを記そうとする淡々とした文体と、だからこそ際立つ各人物のセリフに現れるポエジーのバランスがかなりいい。短いワントピックの話が連続するテンポの良い構成もいい。めちゃくちゃ読みやすい。 『バーナード嬢曰く。』で「続編を読みたくない」という話があったことは覚えていたけど、読み終わってみると普通に続編が読みたくなった。この世界に対する確固たる対応を、今後も二人は維持できるんだろうか? それとも、「無敵だった少年時代のおもいで」になってしまうんだろうか?