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家元と空洞

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花初そたい
花初そたい

雑記

常在万博

誕生日ということで、前々から行きたかったポルトガル料理の店に連れて行ってもらった。食べるもの全て美味しく、大満足。 という話を珍しく親にしたら、「東京は何料理もあるな~」「万博みたいだね」との感想をもらった。確かに。スタンダードから一歩踏み込んだ料理が多いのは都会のいいところだと思う。

女のいるテーブル

店で隣のテーブルになった集団は50代くらいの小金持ちらしく、過去の起業の話や仕事への姿勢の話で盛り上がっていた。かなりエネルギッシュだな~と思いながらも別に話を聞いていた訳でもなかったが、突然「俺がちょっと早く帰ろうとしたら皆『女か!』『女おるんやろ!』言うてなァ」などと盛り上がり始めたのでビックリしてしまった。50代でもそのノリなんですか!? でもよく考えたら中居正広氏(52)も松本人志氏(61)も似たような歳だし、全然ない話ではないんだろうな。前職ではそういうノリもかなりあったし。今では縁のない世界すぎるけど。

空洞

こういうときに指される「女」ってどういう人なんだろうか。やっぱ同い年とかじゃなくて「若いねーちゃん」なんだろうな。若い女性をトロフィーとするマッチョイズムはだいぶ良くない気がするけど、それはオタクだって似たようなもんでもある。 「オタクはいつまでたっても女子中高生を性的に眼差していてキモい」「いやそれはそういう作品しかないからで、アニメ・漫画において三十代以上の女性はほぼ描かれることがなく……」みたいな話は無限に繰り返されるX(そういうSNSがある)頻出話題のひとつだけど、最近はいわゆる「家元枠」も増えてきた(枠とか言ってるのが既に良くない、性的なデフォルメを前提にするのはやめろという話は勿論あるが)。それがもしかすると、中年以降の女性描写の空洞化を止めることに繋がっていくのではないか…… それはそれで嫌か。

つくったもの

とくになし。