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聴覚劣位

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花初そたい
花初そたい

雑記

中間層

大会前最後の調整のためにバドミントンに行った。まったり、中間、がっつりとレベルが分けられる団体で、漏れは中間で申請したのだけど、中間にしては強いしがっつりにしては弱いくらいの実力だった。なんだか、最近はそういうことが多いな。社会人から始めた人とやるのは退屈だけど、大学でちゃんとやってる人に追いつくことはほぼ不可能なんだよな。 年を取っている人は優しいのだけど、20代の上手い人はガツガツしていがちなので、だいたい漏れのようなレベルの人とやるとあからさまに手を抜いたり退屈そうになったりする。まあそりゃ当然なのだけど、肩身が狭いぜ。

傾聴力不足

最近気付いたが、漏れは人の話を聞くのがめちゃくちゃ苦手っぽい。今さらすぎるのだけど、PodcastやAudibleが流行っていることでだんだん確信に近付いてきた。だって、PodcastやAudible、本当に頭に入らないから…… 読んだ情報は情報として思い描けるのだけど、聞く時は相当集中しないと何を話しているか全然わからなくなる。よく言われている「Audibleは運転中に聞けるので便利」みたいなのは、絶対無理だ。聞く方に集中したら絶対事故る。動画もあんまり頭に入らないので、大事な情報はちゃんと文字に起こしてほしい。

街の本屋

最寄り駅の近くには本屋が一切ないのだけど、ふとあまり歩かない通りを歩いたところ、小さな本屋ができていた。ちょうど『本なら売るほど』を読んだということもあり、ワクワクしながら入店。 小さいながらもかなり趣味の良い品揃えで、「こういう店が欲しかった!」とだいぶ嬉しくなってしまった。SNSで見かけた本をKindleセールでポチっては積む日々にはもうサヨナラだ。これからはこういうところで本を買うぞ! あまりナメられないように、とレジに持っていったのは古本のユリイカ岡村靖幸特集と最近文庫化したらしいエドワード・グレイ『フライ・フィッシング』。『フライ・フィッシング』は店主によると「これ人気なんですよ~」とのこと。人気なの!? これが!? みんな見栄張ってるんじゃないか。漏れと同じで。

つくったもの

冷や汁、とうもろこしの炊き込みご飯。炊き込みご飯は長谷川あかり先生のレシピ。めちゃくちゃうまくてワロタ。長谷川あかり先生、いや、師匠と呼ばせてください……

よかったもの

王谷晶『ババヤガの夜』

読み終わった。ダガー賞受賞で話題になっているのを見て、「王谷晶ってあの『完璧じゃない、あたしたち』の王谷晶?」と思ったけど、本人でした。すげ~。 暴力とエンタメの小説でうれしいね……と思いながら読んでいたら、思ってもみなかった展開に面食らってそのまま一気に読んでしまった。こういうのもあるんか。後半はシスターフッド小説家(?)の面目躍如だけど、それもここまでくると新鮮だ。百合だから嬉しい、とか暴力だから嬉しい、よりも先に、やっぱりキャラクターの言行に筋が通ってるかどうかが大事なんすね~。あとがきの「どこからキャラを作っていったか」という話も面白い。柳が靴からできたというのは面白かった。柳の靴なんて終盤しか描かれてなくない?