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PSYCHIC FES

Cover Image for PSYCHIC FES
花初そたい
花初そたい

PSYCHIC FES

KING BROTHERS

着いたらちょうどKING BROTHERSが元トー横のシネシティ広場で演っているところだった。アルバムを1枚聴いたことがあるくらいで初見。N'夙川BOYSは好き(KING BROTHERSのマーヤはN'夙川BOYSでも活動していた)。 会場の柵の中に入ると、マーヤが叫んでいる声は聞こえるものの舞台上にいない。見回してみると、舞台後方の屋台で酒を買っていた。どうもダイブしてそのまま屋台まで運んでもらい、酒を買って飲んでいるらしい。そんなこと可能なんだ。 マーヤはその後もほぼほぼ舞台上におらず、ダイブしては広場中を運ばれ回り、自分の服を破いて客席にばら撒き、一旦舞台に戻ってきたかと思えば最前列にいた観客をステージに上げてその後最後までギターを弾かせたりしていた。めちゃくちゃすぎるだろ。これを一発目に持ってきたヤマトパンクスはすごい。そのヤマトパンクスも舞台裏にいたのをマーヤに見つかってダイブさせられたりキスされたりしていた。 曲云々というよりはパフォーマンスで強烈に印象に残ったバンドだった。マーヤはすごい。ハイテンションの演奏でそれをブーストするバンドもすごい。狼狽えながらも最後までギターを弾いた観客のセバスチャンもすごい。なんで観客がギターを弾いているんだ?

サニーデイ・サービス

GOLD DISK以来のZepp Shinjuku。半分くらいしか人入ってなくてワロタ。サニーデイ・サービスですよ!? 曽我部恵一が「PK Shampooが好きな娘は父親である自分のライブには来てくれない」と話していたので、やっぱりファン層が被ってないんだろうけど……サイキックフェス、客の7割くらいは大学生くらいに見えたしウインドブレーカーかトラックジャケット着てたもんな。 曽我部恵一、髪を切ってますます怪人度が増した気がする。常に夢見るような喋り方で夢見るような曲を歌う割には声めちゃくちゃでかいし、一度ギターソロに突入すれば斧みたいな音で弾きまくる。ライブ観ないとそんな印象ないだろうけど、やっぱこの人ってギターヒーローなんだよな……「セツナ」とか20分くらいやってほしいし。 今回は大工原幹雄のドラムがキレよく、パワフルな音だったのもよかった。「桜 super love」なんて柔らかな印象の音源とは全然違って、クールなダンスナンバーに仕上がっていた気がする。「セツナ」の盛り上げ方は言わずもがな。前の方で観られてよかった~。

ART-SCHOOL

有名曲は聴いたことある程度。サニーデイ・サービスより客が入っていた。そうなんだ。 全体的に年齢不詳っぽいメンバー(特に木下理樹は少年みたいだった)の中で、ベースだけやたらデカい。体もデカいし音もデカい。ゴリゴリ弾いているので「ナンバーガールかよ」と思っていたが、後で調べたら中尾憲太郎本人だった。ART-SCHOOLのベースって中尾憲太郎だったんだ。なんか前も同じことで驚いた気がするな。最初のベースは町田のヤンキーだったし、音楽性は全然違う気がするけど向井秀徳バンドと縁があるんだな。

TENDOUJI

ちょっとだけ観られた。ダイブ・モッシュ禁止のシネシティ広場でめちゃくちゃダイブ・モッシュが起きていた。まあでもこの音楽性でダイブモッシュ禁止も酷ではある。 「武道館おめでとう!」という声が上がっていた。アラサーで初めてバンド組んで10年で武道館、というサクセスストーリーより、このメロコアっぽい音楽で今武道館に立つということのほうがすごい気がする。今や武道館にはそこまで大きな意味はないというのもわかるけど、でもやっぱすごいよ。流石にダイブ・モッシュはできないだろうけど。

SuiseiNoboAz

From Shinjukuをずっと標榜してきただけあり、歌舞伎町のど真ん中でライブをやる光景はちょっと感動的だった。場所が場所だけに音響にはそこまで期待していなかったが、石原正晴のギターは絶好調! 声はまだあったまっておらず、PIKAでは明らかに苦しそうだったが、あれだけギターが炸裂していたらもう関係ないでしょう。ドラムの音も抜けがよくていい感じだったし。 日が暮れていこうとする広場で「3020」の合唱が起きたのもよかった。隣あたりにいた大学生くらいの3人組が完全にボアズのファンボーイで、終演後に「エグすぎる!!!」「一生やってくれ!!!」とはしゃいでいたのもよかった。ワンマンとはまた違った活気有り、また楽しからずや。

多次元制御機構よだか

さよならポエジーを聴くポエね~と思ってLOFTに向かうも、入場制限に敗北。終演後の入れ替わりで入れた。リハから夜間飛行を一曲フルでやるなど暖機運転にも気合を入れ、始まったのは「システムオールグリーン」。そこからはもうアンセムに次ぐアンセム。そもそも曲がアンセムしかない。 演奏もよかった。全員うまいし手数が多いので華がある。「夜間飛行」のTMGE「世界の終わり」みたいなベースラインがカッコいい。「夜間飛行」、流石に「これが流れたら勝ち」って感じの曲すぎてズルい。隣の人も泣いてたし。 終演時SEが独自の着陸アナウンスなのもいい。LOFTで観られてよかったな。次に見る時はZeppとかなんじゃないか。メジャーアルバム出たら一瞬で売れるでしょ。たぶん。

以上レポっす。