それがお前の竜になるのか

花初そたい

花初そたい
雑記
竜の合同
SSFで買ったものを読んでいる。スピッツ合同2がめちゃくちゃいい本で感動した。やっぱ主催が声をかける形式のアンソロジーは、「こんなにすごい人がいるのか」「この人こんな凄いもの書いたのか」という合同の楽しみに加え、主催が出すひとつの答えとしてのコンセプトアルバム的な楽しみがある。湾岸ミッドナイトでいうところの竜というやつやね。
‥さあ 見てくれ オレの作った本物の竜だ オレのすべてとひきかえにしたRだ 見てくれ この最高のRを (『湾岸ミッドナイト』第5巻)
勧められる本
打ち上げのときに「めちゃくちゃ好き」と話した『魔女の子供はやってこない』をフォロワーが読み始めていて、嬉しいような申し訳ないような気持ち。全ての要素で人を選ぶ本なので…… でもやっぱり漏れはあの台詞のドライブ感と、ドライブ感だけで書いているように見えて妙に大事なところは整った構成、ド悪趣味の中に時折光る美しさが大好きなんだよな。といいつつ読み直してるけど、やっぱこれ人に勧めちゃダメだろ。絶対序章で脱落するって。でも急にアクセルをベタ踏みするずん田くんのセリフとか大好きなんだよな。
「親が死んでおれにだって救われぬ細部が雪のようにあったしいてさえくれれば溺れぬ浅瀬も海ほど渡って今日にしてきた。願う度火傷みたく傷んできた夢みたいな話、二人はさっき死んだけれど満願成就が今日の日ならば毎日誰かは死んでいるだろ」
小学生の語れる比喩じゃなさすぎるだろ。これだけ語るキャラが数行後にはサクッと死ぬのもまたすごい。
つくったもの
青パパイヤと豚肉の中華炒め。青パパイヤ、まだ1/3くらい残ってる。デカすぎるだろ。