雑記

グレーター

おろし金を新調した。今回はちょっといいやつで、チーズとか果物の果皮とかも削れるらしい。ということでイタリア料理をやる人がみんな口を揃えて言う「市販の粉チーズとパルミジャーノ・レッジャーノを削ったやつは全然違う」というやつを検証してみよう……と思ってKALDIに行ったのだけど、ブロックのパルミジャーノ・レッジャーノは1200円とかした。ネットで買えば安いかと思って調べてみたが、むしろKALDIのが一番安い部類。あとは熟成に従って価格が上がる様子。た、高え！！！！　今使ってる粉チーズなんて賞味期限ギリギリだったから200円とかで買えた卓上容器なのに…… 別に直近で使う予定もないし、勇気が出なかったのですごすごと帰ってきた。自炊の全てをグレードアップする気合はまだない。

適正量

パウンドケーキを焼きたかったのでアーモンドプードルと粉糖も買ってきたが、どちらも500gとかのデカいパッケージが安かった。でも、絶対そんな使わないんだよな～。お菓子作るのなんて年数回だし。だんだん「デカいほうが安いならデカいほう買うか」と流されることが減ってきた気がする。健全と言えば健全なのだけど、「あるから使わなきゃ」でしか得られない機会もある気がする。

つくったもの

青パパイヤと鶏むねの煮物、えのきのカリカリ焼き。ようやく青パパイヤを使い切った。でも生でも炒めても煮てもおいしいということがわかったので、安ければまた買うかもしれない。 あとはダメになりかけていたかぼすを使ってパウンドケーキも焼いた。パウンドケーキ、案外失敗ポイントが少なくていいのだけど、バターを練るのがあまりにダルい。ちゃんと練って卵と分離しないようにしないと絶対失敗するし。毎回思っているけどお菓子は買ったほうがいい。

よかったもの

『落下の王国』

本当は土曜に見に行こうと思ってたんだけど、最寄りだと今日の朝の回しかまともに空いていなかった。カルチャーの街か？ ただ評判がいい、ポスターがカッコいいという情報だけで見に行ったけど……良かった～～～～。マジで良かった。まさか物語そのものについての話だとは。漏れはこういうのに弱いんだ。アート映画だと思って身構えて行ったけど、普通にラストで泣いてしまった。 好きなシーンは地図が浮き出てくる儀式のところと予告のサムネにもなっている誓いのところ。画だけじゃなくて音楽もいい。また観たいけど、配信はないし円盤も入手困難なんだな。だからこんなに盛り上がってるのか……

小川洋子『薬指の標本』

三分の一くらい読んだ。落ち着いた筆致で描かれていく白昼夢のような幻想的な世界に、まさか『第七官界彷徨』っぽいやつか、じゃあ苦手だぞと身構えたものの今のところ楽しめている。弟子丸氏はだいぶ怖い。でも、同性愛ものばかり好んで読んでいたせいで「男女の筋力差って……エッチだ！！！」という素朴過ぎる興奮が真っ先に来て、おかげでノリノリで読めている。