雑記

髪切りの仁義

髪を切った。先月から髪を切る店を変え、髭剃りとかまでやってくれて値段も前のとこより安い（けど急行で一駅行かないといけない）店にした。それに際して、前の店でお世話になった人に挨拶したりとかは、特にしていない。 二年くらいお世話になったし、倫理観は合わないものの会話は盛り上げてもらったし、靴も褒めてくれたし、なのに何の挨拶もなく店を変えるのはなんとなく仁義を欠くような気がしてしまう。けど、でも別にプライベートで遊んだわけでもないのに「今までお世話になりました……」みたいなことを言うのも変な気がする。正当な理由があるわけでもないから、「なんで店変えるんですか」と言われたら答えに窮するし。駅で遭遇して声かけられたことあるから、引っ越しと言うにもバレる可能性があるし。 うーん……まあええか。向こうもそのうち忘れてくれるでしょう。

寒グレシーズン

新しい髪切り屋さんのある駅には魚屋があるので、ウキウキで寄った。クロムツやらハマフエフキやらちょっと珍しい魚が色々並んでいてテンションが上がる中、今回はメジナを購入。メジナというのは磯釣りの人が大金をぶち込んで血眼で狙う魚だけど、店で買うとかなり安い。今回は尺サイズで一尾500円。お手頃～。 寒くなると「寒グレ」と呼ばれ（グレはメジナの別名）脂が乗るのだけど、まだ11月、やや早いか……と思ったが捌いてみたら包丁が重くなるほど脂が乗っている。試しに刺し身にすると、しっかり脂の旨味が感じられて最高！　海の季節は一ヶ月遅れてくるとよく聞くけれど、海ももう冬なんかなあ。

つくったもの

グレしゃぶ、グレ鍋。うますぎる。なぜか白アマダイが一尾1500円くらいと買えないこともない値段で出ていたので、次回はそれも気になるな。魚屋通いたすぎる。家の近所にはないのが残念。

よかったもの

とよ田みのる『これ描いて死ね』8巻

いよいよプロを目指すという茨の道に……と思ったら、ロストワールドで突然へびちか先生の萌え萌えカップリングをぶち込まれて横転。へびちか先生で萌え萌えになることあるんだ。あるか。

小川洋子『薬指の標本』

読み終わった。表題作より「六角形の小部屋」の方が好きだな～。でも好き嫌いは別として「薬指の標本」の凄さもわかる。浴場のタイルの描写とか語り小部屋の描写とか、絶妙に心惹かれる無機物を表現するのがやたらうまい。なんというか、解像度の違いを感じる。機会があったらパクりたい（素直）。