無機質な軽やかさ


雑記
可処分時間
昼前に起きた。アルコール由来の筋肉痛か、全身が痛い。冷蔵庫を開けて中身を確認し、食べるものを考えながら風呂に入る。肉がないときに作れるものの幅がない。結局、ニラがあったのでニラ玉にした。 昨日本をもっと読もうと思ったばかりだが、ライズオブローニンを終わらせたいのでプレイ。数時間やったところでライブの時間が来たので恵比寿へ出た。昼に起きると一日が短い。
スキマに読む
先日読んだ記事でもあったけど、電車内で本を読むのがやっぱり一番いい気がする。一回数分でもなんだかんだ馬鹿にならない。X(そういうSNSがある)なんか見てるより絶対いいんだから。 今日はライブ前にも結構読めた。ライブ会場で文庫本開いてるやつを初めて認識したときにはカルチャーくんすぎるだろと思ったけど、2、30分まとまった時間があったら本を読むのは道理だ。会場が暗いので漏れはスマホで読んでるけど、結構捗る。
つくったもの
ニラ玉。いつもは醤油味だけど出汁味にした。醤油味のほうが好み。
よかったもの
OGRE YOU ASSHOLE「LIVE 2025」
OYA恒例の年末リキッドルーム公演。去年は確か予定が被って来られなかったような……と思って日記を見たら、レポがあるのは2022だったので三年ぶりらしい。本当に? 序盤から繰り返しのフレーズを印象づけて爆サイケを予感させるようなセトリ。「ムダがないって素晴らしい」でボルテージを徐々に上げたところで、アウトロから突然赤と青の禍々しい照明に切り替わって「素敵な予感」へ。この曲、タイトルの印象と演出が違いすぎる。ライブで走る曲はたくさんあれど、ライブバージョンの方がだいぶ遅い曲はこれくらいなんじゃないか? そこからは「ロープ」、「家の外」、「朝」、「見えないルール」と容赦のない爆踊りゾーンへ。こんなに全部入りのセトリいいんですか!? 「ロープ」のアレンジに打ち込みが多用され、ドラムすらなくなっていたのには驚いた。もう原型なさすぎる。YouTubeに上がっているライブ版のロープからもさらにかけ離れ、締めに光と音の洪水がある曲ではなくなっている。バンドのダイナミズムと長く泥臭いギターソロ、というムードでもなくなったのか、他の曲も打ち込みの変な音が印象的なアレンジになっていた気がする。「見えないルール」もファズ効きまくりのギターソロは炸裂していたが、全体的なアレンジは軽やかになっていたような。 その分、アンコールで聴けた「ワイパー」のきらびやかなギターと太すぎるベースの織りなす美しさに食らってしまった。本編ラストの「動物的/人間的」もそうだったが、クールダウンにしては音がデカい。 全体的に、前回観たときと緩急のバランスが変わったというか、前回はバンドの勢い駆動で前のめりに爆発へ向かっていくサイケという印象だったけど、今回は打ち込みの割合が増えてインダストリアル的な無機質さも得た印象。その場の勢いで伸縮がコントロールされていなさそうで、それがむしろ軽やかさに繋がっているような。こんなにだいたい同じ曲やってるのに見るたびにアレンジが変わってるバンド、そうそういない。やっぱ年末公演は毎年来たいな~。