手作りの冷たさ


雑記
手作りの冷たさ
近所の店のPOPや張り紙に、明らかにAI製のものが増えてきた。それ何のフォントなんですか?と聞きたくなるような奇妙なフォントや、どこかで見たような絵柄のなんだか黄味がかったイラストがドンと載っている。店ばかりか、近所のお祭りの屋台なんかもAI製の張り紙が席巻していた。なんとなく見栄えがよくて情報が伝わればそれでいいのだろうけど、生成AIと著作権にまつわる不透明さを別にしても、記名性のないイラストというのはなんとなく気味が悪い。 そんな中で、近所のスーパーは頑なに白地にPOP体の張り紙を貫いている。暖色でカラフルなAI製張り紙と比較して、むしろこの無機質さに落ち着いてしまうな。ワープロとかが登場した頃のジジイの逆になっているかもしれない。
ランタン
普段の夜釣りは堤防なので常夜灯があるが、一昨日の夜釣りは磯なので真っ暗闇。星は綺麗に見えるのだけど、転落したり波にさらわれたら死なので普通に危険。ヘッドライトは当然持って行くが、つけっぱなしにしていれば電池切れの心配もある。ということで、キャンプ用のLEDランタンを購入した。 実際に使ってみると、光量は十分、なんとなく広範囲が照らされているというだけでかなり安心感がある。これはいい、と思ったが、実際に釣りを始めてみると、ランタンの光で手元を見ようとすると当然全て逆光になるので、かなり見辛い。結局ヘッドライトは必須だ。それに、満充電だった電池も、4時間程度で切れてしまった。連続15時間持つという話だったのに! けど、安物ガジェットの公称値って信用できるものではないし、事前に確かめておかなかった漏れが悪いですね。弱モードなら120時間持つという話なので、次回はそれを確かめてみます。
つくったもの
鶏むねとなすの香味だれ。フライパンのテフロン加工が剥げてきて、めちゃくちゃこびりついた。今使っているフライパンは軽いのはいいけど薄くて、そのせいで温度が上がりすぎてしまう。まだ一年ちょいしか使ってないけど、もう買い替えないとなあ。
よかったもの
塚本邦雄『茂吉秀歌『赤光』百首』
読み始めた。おもしれ~。一首の短歌に対してこんなにモノが言えるんだ!と批評レベル1みたいな驚き方をしてしまう。「この語は普通よくないが、この歌の場合はこういう凄みがある」という解説が多いのも面白い。文語調短歌の良し悪しってわからなすぎる。
氷きるをとこの口のたばこの火赤かりければ見て走りたり
「をとこの口のたばこの火赤かりければ」、この殘酷なくらゐ美しい現像はどうであらう。(中略)「をとこの口の」の「口」はいかにもくどい。だからこそ、煙草火の火明かりに、刹那浮ぶ濡れた唇の朱さへ聯想させる。
そうなんだ。そう言われればくどさがカメラのズームの役割を果たしているような気もする。「〇〇だけで伝わります」というのはミーム化しているけれど、一単語で伝わることをあえてくどく引き延ばすことによる効果もあるんだな。短歌における単語レベルでの批評っておもしろいな~。